フリーランスエンジニアとして活動をはじめると、かつてあなたが企業に所属していたときのようなスキルアップの機会は与えられません。
たとえば、教育計画に沿ったさまざまなジャンルの研修・講義を受講することや、組織で培ったノウハウが定期的に展開・共有されるといった機会はなくなります。
そんな中で、わたしたちフリーランスエンジニアはどうやって効率的にスキルアップできるのか。その方法をここで紹介します。
フリーランスエンジニアが効率的にスキルアップする方法
一番大事なのは、アウトプットを意識してインプットを続けるということです。
英語学習などでも、いくら知識をインプットしても実際に口に出して使わなければしゃべれるようにはならない、とよく言われますよね。
プログラミングやデザインのようなフリーランスエンジニアが身につけるべきスキルでも同じことです。
アウトプットを意識してインプットを続けるためには、次の手順を意識してください。
- 現時点のあなたのスキルを明確にする
- 身につけたいスキルを洗い出し優先順位をつける
- アウトプットを意識してインプットを続ける
現時点のあなたのスキルを明確にする
まずは、あなたがフリーランスエンジニアとして活動するにあたっての武器を整理し、明確にしておきましょう。
転職やフリーランスエンジニア向けのエージェントに登録するときに書く職務経歴書をイメージすると整理しやすいかもしれません。
補足:なぜフリーランスエンジニアはスキルアップが必要なのか
そもそもなぜフリーランスエンジニアはスキルアップが必要なのでしょうか?
それは単純な話で、同じことをしてたらやがて食えなくなるからです。
一例として、2000年代はじめにWebアプリケーションフレームワークのデファクトスタンダードであったStrutsの人気が2018年現在どうなっているか、GoogleトレンドでRuby on Railsの人気と比べてみましょう。
Strutsのスペシャリストだった人たちは、今もStrutsで食っていけているでしょうか?
あなたが今得意なスキルで、3年後も食っていけるでしょうか?
身につけたいスキルを洗い出し優先順位をつける
具体的なスキルアップの方法を見ていきます。
整理し明確化したスキルと、現在の技術トレンドや今後の成長が見込める分野などを照らし合わせて、あなたが足りないと感じるスキルを洗い出します。
洗い出したスキルの中から、あなたが身につけたいと思ったスキルを選びましょう。
身につけたいスキルを選ぶ基準は?
洗い出したスキルから優先順位を付けて身につけたいスキルを選ぶ方法ですが、これはあなたが興味があるものを選ぶのでよいです。
新しいスキルを身につけるには、まずは興味を持って長く続けることがとても重要です。興味を持てないスキルを無理やり身につけようとしても長くは続かないですよね。
アウトプットを意識してインプットを続ける
次のことを行います。
- オンライン学習コンテンツやオンラインスクールで基礎を学ぶ
- 学んだことを仕事の中で意識的に取り入れる
オンライン学習コンテンツやオンラインスクールで基礎を学ぶ
スキルアップが必要といっても、忙しいあなたはわざわざ外部の研修に出かけたり、クライアントワークの合間に高額な授業料を払ってスクールに通ったりする余裕は無いと思います。
ですので、時間的にも費用的にもコスパのよい、オンラインの学習コンテンツやオンラインスクールを活用しましょう。
オンライン学習コンテンツ
たとえば、世界最大級のオンライン学習プラットフォームである「 Udemy(ユーデミー)」には、様々なジャンルの実践的なオンラインコースが動画で用意されています。
特にプログラミングやデザイン、マーケティングやビジネススキルといったコースが豊富ですので、あなたが身につけたいスキルに関するコースが見つかると思います。
あと、頻繁にセールを行うのが大きな特徴です。通常24,000円のコースがセールになると1,200円まで値下がりしてたりします。
参考に、わたしが実際に受講したコースをいくつかリンクしておきます。これらはすべてセールの時にまとめて買っておいて、時間をみつけて少しずつ進めていきました。
- 【キカガク流】人工知能・機械学習 脱ブラックボックス講座 – 初級編 –
- 仮想通貨プログラミング入門講座 ブロックチェーンの使い方がわかる!ゼロから動画で学ぶ仕組みと理論と作り方
- UXデザイン講座 UXデザイン基礎入門
もっとくわしく知りたい方はこちらをどうぞ。
オンラインスクールで学ぶ
最近とくに、オンラインスクールは良質のサービスがたくさん提供されていますね。
中にはプログラミング初心者向けのように見えるものもありますが、すでにバリバリのエンジニアとして活動している人が、自分に足りないスキルを補うという目的でも活用できると思います。
たとえばTechAcademyの以下コースは、これまでWeb開発が中心だったエンジニアが次に挑戦するスキルとしておすすめです。
学んだことを仕事の中で意識的に取り入れる
オンライン学習コンテンツやオンラインスクールで基礎を学んだら、さっそくあなたの仕事にそれを取り入れましょう。
たとえば、あなたがいま参画しているプロジェクトに、新しい技術を取り入れるのでもよいでしょう。
もしくは、はじめは勉強のためと割り切って、採算度外視でクラウドソーシングで小さな仕事を受注してみるのもよいですね。
ココナラで、学んだスキルを出品してみるのもよさそうですね。
まとめ
フリーランスエンジニアが効率的にスキルアップする方法を紹介しました。
フリーランスは、会社員のように会社から与えられた仕事をこなすのではなく、自分の意志でやりたい仕事を選べるという大きなメリットがあります。
クラウドソーシングなどを使うことでこのメリットを十分に活用し、学んだスキルを実践する場面をどんどん作っていきましょう。
実践した結果、自分に足りないことが見つかったら(必ず見つかります)、それを補うためにまた新たなインプットを増やし、さらにそれを実践する場を作ってアウトプットします。
アウトプットを意識してインプットを続ける
「続ける」というのが一番大事なところです。
そうして、少しずつスキルの幅を広げていきましょうね。
今のままのスキルでも自分は大丈夫と考えてましたか?
1年後には周りのエンジニアに圧倒的な差をつけられて置いてきぼりですよ。
コメント