グローバル化が進む近年、ITエンジニアにとって英語力はプログラミングスキルやマネジメントスキルと同じか、もしくはそれ以上に重要なスキルになってきています。
この状況はフリーランスエンジニアであっても同様でしょう。
日本には英語のできるITエンジニアが不足しています。ですのでもしあなたが英語力を向上させれば、仕事の選択肢が広がり、英語の苦手な周りのエンジニアとの差別化を図ることができます。
ここでいう「仕事の選択肢」とは、たとえば以下のようなものです。
- 請けられる仕事の種類が広がる (日本国外もターゲットになる)
- 場所にとらわれない働き方ができるようになる
この記事では、フリーランスエンジニアであるわたしが実践している、効果的な英語学習法を紹介します。
この記事を書いている人(わたし)の英語力 | TOEIC850台
参考までに、今のわたしの英語力がどんなものかを紹介しておきますね。
最新のTOEICスコアは、855です。
最近は特に英語学習に力を入れていて、この1年間で300点以上スコアを上げました。
TOEICスコア850での「できること」「できないこと」は、およそこんなかんじです。
- 英語の技術文書は辞書を引かなくてもだいたい読める
- Udemyなどで英語で作られた動画講義を見て、ほとんど内容が理解できる
- 洋画を字幕なしで見るのはつらい
- YouTubeに投稿されている英語ネイティブのVlogは、意味がわかるものもある
- スピーキングはまだまだこれから。練習中
おそらく世間一般では、TOEIC850越えと聞くと「英語がデキる」「英語ペラペラ」というイメージだと思います。わたしもそう思ってました。
でも実際に到達してみるとこんなかんじで、想像していたほど大したことありません。
別の言い方をすると、少しだけコツを掴んで地道に努力を続けさえすれば、それほど苦労することなく到達できる目標なんです。
それでは早速、ここに至るまでの勉強法を以降でお伝えしていきます。
iKnowでボキャビル
あなたは英単語を覚えるのが得意ですか?わたしは苦手です。
単語帳や英単語アプリをこれまでたくさんためしてきましたが、退屈だったり何回繰り返しても覚えられなかったりで、うまく続けることができませんでした。
その点iKnowはうまくクリアしてくれていて、こんなわたしでも1年間1日も休まず単語学習を続けることができています。
iKnowのすばらしい点は、具体的には以下です。
- 例文を通じて覚えるべき単語やコロケーションが出題されるので、具体的な使い方がイメージできて記憶に残りやすい
- 脳科学にもとづく学習プログラムで、記憶が定着するベストのタイミングで繰り返し問題が出題される
- 目的や利用シーンに合わせた単語群を選んで学習できる。たとえば「ニュース英語」「自己紹介の英語」「ビジネス英語」「TOEIC対策」「接客英語」といったかんじ
- 週の学習目標時間や実績時間、マスターした単語数などが自動的に記録され、いつでも達成度を確認することができるので、モチベーションの維持につながる
- ネイティブスピーカーによる単語・例文の読み上げやディクテーション機能があり、リスニング力の向上にもつながる
- PC・スマホ・タブレットで学習記録がすべて同期されるので、通勤や休憩時間はスマホで学習し自宅ではPCで学習するといった使い方ができる
- DMM英会話を使っている間はiKnowを無料で利用できる
とにかく単語学習は、「繰り返す」「続ける」というのが一番重要なので、そのための仕組みが備わっているiKnowは本当におすすめできます。
スタディサプリEnglishで基礎固めとTOEIC対策
「TOEICで高得点を取っている人=英語ができる人」ではありません。
TOEIC850点超えのわたし自身、それを痛感しています。
ですが、これから実践的な英語を身につけたい人にとっては、TOEIC高得点獲得に向けた学習をすることは次の点で一定のメリットがあると考えています。
- ビジネス英語の基礎を身につけられる (文法、リスニング、リーディング)
- 転職や技術者面談で好評価を得られることがある (逆に低評価がつくことはまずないでしょう)
- 工夫次第でスピーキング・ライティングの基礎も同時に身につく
TOEICを受けたことがある方は分かると思いますが、登場するシチュエーションはほとんどがビジネスに関わるものです。
仕事のために英語を身につけたいのであれば、TOEICを通じて英語の基礎固めをすることはメリットしかありませんよ。
TOEIC対策にはスタディサプリENGLISH TOEIC対策コースがおすすめ
TOEIC高得点獲得に向けた学習には、スマホ・PCでの超定番学習アプリスタディサプリ ENGLISHをおすすめします。
- カリスマ英語講師関正生先生による講義
- 各パートごとの練習問題と関先生による解説
- 英文法の基礎講座
- 英単語学習アプリ
- 実践問題集
TOEIC向けの学習は、このアプリと受験直前に模試を少しやっただけですが、それでも300点以上スコアアップできました。
費用は月額2,480円からと、ぶっちゃけ安くはありません。本気でTOEIC高得点を目指したい人でなければ使わないほうがいいでしょう。
気になる人は、まずは1週間の無料体験をためしてみてください。
せっかくアプリで学習をはじめてもちゃんと続けられるかが心配だったり、短期間で結果を出すためのより効率的な学習方法が知りたい、というあなたにはスタディサプリENGLISH パーソナルコーチプランがおすすめです。
スタディサプリ ENGLISHのアプリを使って学習するのには変わりないのですが、このプランではあなたに専属のパーソナルコーチが付いて、チャットを使って日々の学習をサポートしてくれます。
サポートの内容はこんなかんじです。
- TOEIC受験までの学習計画を作成
- 学習計画に沿った日々の進捗確認とサポート
- 定期面談での相談や学習計画の見直し・調整
- 週ごとの学習課題
最後の追い込み3ヶ月ぐらいの期間、わたしも契約していました。(今は止めています)
これはチャットでのコーチからのアドバイスです。このように、問題の具体的な解説なども送ってくれましたよ。
満足できない場合は、返金にも対応してくれます。
興味があれば一度ためしてみてはいかがでしょうか。
あとちなみに、受験の1週間前、TOEICの問題形式に慣れるためにこちらの模試をやりました。100問×5セットあるので、1日1セットずつ解きました。
各種教材をシャドーイングしてリスニング力と英語脳を強化
リスニング力やスピーキング力を向上させるため、1日10〜15分程度のシャドーイングを続けています。
本当はもっとがっつりやった方が伸びるのだと思いますが、かなり集中力が必要なのでこの程度に留まっていますね。
間接的に、TOEICのリスニングにも良い影響があったのではないかと思います。
教材は「ネイティブがしゃべっているもの」「内容が難しすぎないもの」というところだけ意識して次のようなものを選びましたが、ぶっちゃけなんでも良いと思います。
あとはiKnowやスタディサプリイングリッシュでも、アプリ内でネイティブが読み上げる文章を極力シャドーイングするようにしています。
あ、それとYouTubeにあるIT系のプレゼン動画なども使っています。
オンライン英会話でスピーキング力を強化
スピーキングについては、まずは練習して、次に練習して、さらに練習する。
といったかんじで学習を進めようとしています。
文法や必要最低限の英単語など、英語の基礎はある程度身についてきたと思うので、これからはスピーキングの練習に本腰を入れます。
わたしはいろんな国の人と話してみたかったので、DMM英会話に入会しました。
他に良さそうな英会話スクールをいくつか挙げておきます。
どのオンライン英会話でもまずは無料体験がありますので、そこであなたに合うものを見つけられるとよいですね。
まとめ
この記事ではわたしが実践している、効果的な英語学習法を紹介しました。
ITエンジニア、特にフリーランスエンジニアにとって、新しいプログラミング言語やアーキテクチャを身に付けるのと同じかそれ以上に、英語を身に付けることが重要になりつつあります。
英語を身に付けると周囲のエンジニアとの差別化を図れますし、請けられる仕事の選択肢が広がります。
もしまだ英語を身に付けていなければ、たとえ今すぐに必要と感じていなくても、はじめてみませんか?
一緒にがんばりましょう。
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