このサイトに記事を投稿しはじめたのが2018年の12月。そこから2つ目の記事を投稿したところで、無事Googleアドセンスの審査を通過しました。
ググってみると2018年からGoogleアドセンスの審査が厳しくなったという情報があったり、数十記事を書いても審査に通らなかったという方のブログを見たりなどもしていましたので、こうもあっさり通過するとは考えていませんでした。
Googleアドセンスの明確な審査基準は公表されておらず、わたしの取った対策がすべてのサイトで有効なものであるかどうかはわかりませんが、今後Googleアドセンスの申請を行う方の何かしらの参考になればと思い、当時のサイトの状態などを記録として残しておこうと思います。
Google AdSense (Googleアドセンス) の審査をたった2記事で追加したブログ
- 誰かの問題解決となることを意識した記事
- デザインや装飾は最低限
- 記事をたくさん書いてメンテナンスが大変になる前に審査に出した
まとめると上記となります。
Googleアドセンス審査開始時のブログの状態
当時のブログの状態をいくつかの項目に分類して記載します。
1. 記事数・記事ごとの文字数
1回目の申請をしたとき、ブログの投稿はなんとこの2つだけでした。
1つ目の記事が約4,000文字、2つ目は3,000文字です。
「Googleアドセンスの審査を通過するには1記事あたり1,000文字は必要」といった噂も見たことはありましたが、特にそれを意識していたわけではありません。
2. 記事の内容
つたないながらも、誰かの問題解決となるような内容になれば、という点を特に意識して書きました。
その他、客観的には次のような状態でした。
- 見出しや箇条書きで文章を構造化
- 画像は各記事のアイキャッチのみ
- 文字の強調やスタイル変更などの装飾はほとんどしていない
- 外部サイトへのリンクあり
- 内部リンクあり
- アフィリエイトリンクなし
3. 記事の投稿間隔
最初の記事を書いたのが12月19日、その次が12月21日です。
連続で書いたわけではありませんが、しばらく間隔を開けていたというわけでもありません。
4. 記事以外のページ
記事以外の固定ページとしては「お問い合わせ」と「プライバシーポリシー」を作成しました。
お問い合わせページには、WordPressのプラグイン Contact Form 7で作成したフォームをほぼデフォルトのまま配置しています。
プライバシーポリシーページについては、他サイトの文面を参考に作成しました。
どちらのページも noindex nofollow を設定しています。
5. プロフィール
サイドバーに、サイトの管理者 (わたし) のプロフィール欄を設け、130文字程度の自己紹介を書きました。
プロフィール画像はまだ作っていないので空っぽです。
6. デザイン・テーマ
WordPressのテーマとして、SEOに強くアフィリエイト等で効率的に収益を上げるための機能が豊富なWING (AFFINGER5)を使っています。
ただ、Googleアドセンスの審査に出した時点では、デフォルトのままほとんど設定は変えていません。カラーテーマと見出しのスタイルわたし好みに少し変えた程度です。
7. Google連携
GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールに、このサイトを登録していました。
審査通過までの流れと指摘への対応
時系列でいうと次の流れになります。
- 12/21(金):Googleアドセンスサイトから申請
- 12/22(土):不合格の通知をメールで受領
- 12/22(土):指摘箇所の推測・修正
- 12/22(土):Googleアドセンスサイトから2回目の申請
- 12/23(日):合格通知をメールで受領!!
作業としては2日間、最初の申請から合格までは3日間でした。
その間に2回申請していますから、審査のスピードとしてはかなり早いほうですよね。
それでは次に、不合格通知へどのように対応したのかを見ていきましょう。
1回目:不合格
メールで次の不合格通知が送られてきました。
このたびは AdSense に関心をお寄せいただきありがとうございます。お客さまのお申し込み内容を確認させていただいたところ、当プログラムのご利用要件を満たしておられないことがわかりました。そのため、申し訳ございませんがお申し込みを受け付けることはできかねます。
ただ、この文面からは具体的な指摘の内容がわかりませんでした。
そこで、Googleアドセンスのサイトの方にも結果が通知されているかもしれないと考え、ログインして見てみると次の内容が表示されていました。
価値の低い広告枠(作成中のサイト)について
AdSense のプログラムポリシーに記載されているとおり、コンテンツが不必要に操作しにくいページには、修正が行われるまで Google 広告が表示されません。これには、作成中のページ、機能していないページ、エラーメッセージが表示されるページが含まれます。
指摘箇所の推測・修正 → 再申請・合格
Googleアドセンスのサイトに表示されたメッセージを何度も読み返し、わたしのこのサイトも全体的にくまなく見直してみると、思い当たるところが2つありました。
それらを修正し改めて申請したら、翌日のうちにみごと合格となったのでした。
その2つが以下です。
「コンテンツが不必要に操作しにくい」
記事の中でフリーランス向けの各種サービスを運営しているサイトを紹介している箇所があり、そこには各サービスのWebページへのリンクを張っていました。
一部を抜粋します。
当初はこのリンク(aタグ)を、ブラウザの同一タブで開くように書いていました。
<a href="http://xxxx">会計freee</a>
上記の場合、リンクをクリックすると「会計freee」のサイトに移動します。そうすると、会計freeeのサイトから記事に戻るためにはブラウザの戻るボタンなどを使わないといけません。
これがもしかして「不必要に操作しにくいコンテンツ」と判断された原因ではないかと考えました。
修正内容
そこでリンク(aタグ)を以下の形式に修正し、ブラウザの別タブで開くようにしました。
こうすると会計freeeのページを表示したあとも記事ページが残っており、操作できる状態を維持できます。
<a href="http://xxxx" target="_blank">会計freee</a>
「エラーメッセージが表示される」
こちらは単純にWordPressテーマ編集時のミスです。
テーマを編集中に間違えてfunction.phpを修正してしまい、その結果、記事を更新したときに自動生成される sitemap.xml にアクセスするとエラーが発生する状態になっていました。
修正内容
誤って編集したfunction.phpを元の状態に戻し、sitemap.xmlのエラーを解消しました。
まとめ
以上、Googleアドセンスに合格したときにわたしがやったことと当時のサイトの状況などをご紹介しました。
ここから、審査に合格するために必要なこととして言えそうなのは、
- 最低限、「2. 記事の内容」に書いたことを意識できていれば、広告掲載の品質基準はクリアできていそう (内容に関する指摘は無かったので、これで十分だったと思われる)
- 「記事数は多いほどよい」というわけではない。むしろ少ない方が問題点を見つけやすい場合もある
- 不合格後の再申請に、時間を空けなければならないといった制約は無さそう
あたりでしょうか。
少ない記事での合格例のひとつとして、みなさんの参考になればうれしいです。
コメント